August 28, 2014
ヴィクトリア出身の自転車選手、ライダー・ヘシェダルが過去のドーピングについて明らかにする

2014年8月23日に Times Colonist に掲載された "Victoria pro-cyclist Ryder Hesjedal comes clean on past doping" を訳してみた。

ライダー・ヘシェダル曰く、彼は2004年にドーピングをやめたという。彼はマウンテンバイクのワールドカップシリーズで後れを取ることになり、結局クリーンに走っていた頃より順位は悪かった。オリンピックが近づいていた――彼にとって初めてのオリンピック――そして彼は正しいやり方で臨むことにした。
つまり、始めてからすぐに、彼は身体機能向上薬物でいい結果を出すことは諦めたのだ。
気にしなくていい。過ぎたことだ。このヴィクトリア出身の自転車選手の過去はまるで時限爆弾のようにちくたくと九年の月日を刻み、昨年の十月、ある失墜したデンマーク人選手の告発本の中で暴露された時、彼の眼前で爆発した。
そう熱心でないファンは点をつなげる。ヘシェダルは2012年のジロ・デ・イタリアを優勝したときドーピングしていたのだろうかと首を傾げる。カナダの自転車競技の歴史の中でもっとも偉大な業績は汚されているのだろうかと。
ヘシェダル自身はこうした疑惑を払うためにそれほどのことはしなかった。このデンマーク人の話が明るみに出て間もなく、過去に薬物を使用したという主張は事実であること、そして何か月か前にそれを調査機関にも認めていることを記した手短な声明を発表しただけだった。それから九か月間、私たちは何も耳にしなかった。やがてヘシェダルは現在進行している調査がどのようなものであるのかを話さないようにというドーピング調査機関からの要請に従っていることがわかった。この沈黙は調査機関を手助けしたのかもしれないが、人々の疑問に対して答えは出ないままになっていた。
そして今回、初めて彼は胸襟を開き、ヴィクトリアの人々と自転車ファンたちに知ってほしいと願っている。確かに、彼は2003年末から2004年中頃までドーピングしていた。そして、彼はそれを後悔している。そして、それからは決してしていないと。彼のロードレースでの成果の数々はすべてドーピングとは関係ない。それでも自転車競技で勝つことは、今なら出来る。
「多くの人はもっと他のことがあるんじゃないかと思っているようだけど、そうじゃないんだ」 オフのために地元に戻り、この後はヨーロッパに戻って今週から始まるブエルタ・ア・エスパーニャを走る33歳はこう言った。「僕の話には、そんな映画みたいなことはないんだよ」
しかし、それでも十分ドラマティックだ。

Read More

August 26, 2014

Jens Voigt got the most courageous rider jersey at USA Pro Challenge 2014. And at this race he retired pro cycle road race, after his 18 years career.

Thank you Jens. You told me how to be brave, how to be challenging, how to be honest.

(Source: gettyimages.com)

August 10, 2014
ザブリスキーQ&A:レッドビル、RAAM、そしてプロ自転車競技のあとの人生

2014年8月8日に VeloNews に掲載されたデイビッド・ザブリスキーインタビュー "Zabriskie Q&A: Leadville, RAAM, and life after pro cycling" を訳してみた。訳にご協力いただいたじゅんこさんにはお礼申し上げます。

かつて黄色いジャージを着ていた選手は、そのゼッケンからピンを外してしまった後は何をするのだろう。答えは、レッドビル・トレイル・100を走る、だ。
土曜日、デイブ・ザブリスキーは他のローディーたちと同じようにレッドビルのスタートラインに立ち、コロラド・スカイの高地の非常にきつい103マイルに渡って彼の根性を試すことになる。
ザブリスキーが昨年プロ自転車競技から歩み去った時、彼のそれは大変に静かなものだった。ザブリスキーはUSADA(全米アンチドーピング機構)のランス・アームストロングの立件に関して証言を行い、また身体機能向上薬物をかつて使用したことを認め、ガーミン・シャープでの役割を終えると、ただちに舞台を去った。彼はRAAM(全米横断レース)を走り切ったばかりで、今週末にはコロラドで走る予定だ。Velo News は35歳になるザブリスキーと、木曜日に落ち合った。

Velo News(以下VN):調子はどう?
デイブ・ザブリスキー(以下DZ):元気だよ。僕はここでのレースに出るためにレッドビルに着いたばかりだ……実はかなりの間これに出たいと思っていたんだ。RAAMに出ることを考え始めた時に、これに出ることも考え始めた。この地元のチーム(Pedalers Fork, 10 Speed Coffee)に僕は参加したんだけど、チームがここに来るから、僕も来たってわけ。

Read More

August 7, 2014
チャビ:彼が残すのは空白ではなく、遺産である。

2014年8月5日に、チャビ・エルナンデスの代表引退を受けてスペイン代表監督ビセンテ・デル・ボスケがエル・パイスに寄稿した記事 "No deja un vacío, deja un legado" を訳してみた。


2012年の準決勝ポルトガル戦の延長戦、私はチャビを替えてペドロを入れた。その日はとても暑く、冷たい飲み物でもあればいいのにと私たちは考えていた。彼は不満そうだったが、替えられて嬉しいような選手はいない。後になって、キエフでの決勝の前、彼は少し居心地悪そうにこう切り出した。「ミステル、これが僕の最後の試合になると思います。この決勝が終われば、僕は引退するべきでしょう」 私は言った。「まあまあチャビ、少し待ってくれ、プレーを続けられるいい状態に君はあるんだ。あと二年待ってくれ。私は同意しない、君が引退することを考えると気が落ち着かないのはわかっている、まだこのチームで味わえる喜びはたくさんあるだろうからな」 決勝のイタリア戦は一つのチームがいかにプレーすべきかの手本だった。私たちがプレーした最高の試合であり、チャビはその中でも傑出した選手の一人だった。彼は気力を取り戻した。試合が終わり、スタジアムの階段を降りるとき、私は彼にこう言った。「自分が続けなければならない理由がわかっただろう?」

Read More

July 21, 2014

Photographed by Sirotti Cycling

In Tour de France stage 15, Garmin Sharp rider Jack Bauer missed his victory very before the goal line (this stage was won by Alexander Kristoff, team Katusha). After the stage, his teammate Ben King came to console Bauer.

I’m sorry it was not the day for you, but someday you’re going to get what you deserve, I’m sure.

June 23, 2014
ライプハイマー:僕が言わなければならないことを人は聞きたがらない、そして僕はそれを責めるつもりはない

2014年6月17日に Velo News に掲載されたライプハイマーのインタビュー "Leipheimer: ‘People don’t want to hear what I have to say, and I don’t blame them’" を訳してみた。

リーヴァイ・ライプハイマーは終点と終点の間にいる男だ。それらの終点は現在どのように定められているのだろうか、たとえ彼がそれをはっきりと言うことはできなくとも。
ライプハイマーはかつて世界でもトップクラスのアスリートだったが、彼の遺産には永遠に汚点が残される。彼は偉業を成し遂げることに半生を捧げてきたが、今や多くの人がそれを無意味だと思っている。彼はかつての模範例であるが、同時に絶頂期を持たない男でもある。彼はプロ自転車競技についての莫大な知識を持っているが、その情報が歓迎される場所がどこかはわからない。彼は自身の行動について謝罪するが、多くの人が自分を決して許さないだろうことをよく分かっている。
USADAの実に筋の通った決断がUSポスタルチームの組織的ドーピングにかぶせられていた覆いを吹き飛ばし、そしてライプハイマーや他のアメリカ人選手たちが自身のキャリアのいくつかの時点でドーピングをしていたことを認めてから二十ヶ月が経つ。
そしてこうした選手たちの多くが半年間の出場停止を経てレースに出続けているのに対し、ライプハイマーのキャリアは所属していたオメガファーマ・クイックステップから突然解雇されたことで終わりを告げた―――USADAのCEOであるトラヴィス・タイガード曰く「伝統的なオメルタ行為」的対処だったが。
過渡期の中で老いていくアスリートである四十歳になるライプハイマーだが、そのはけ口を持たないわけではない。彼は今も自転車に乗っている、定期的に、カリフォルニアのサンタ・ローサにある地元の街で―――時にはBMCに所属する近所住まいのピーター・ステティナと共に。また彼は北カリフォルニア・ハイスクール・サイクリングリーグから来た若い選手たちとも活動している。
何よりライプハイマーには自身の名を冠したイベントがある。リーヴァイズ・グラン・フォンドは毎年開催され、今年で六年目になる。七千五百人の参加者を集め、彼の引退後の人生においてより深い意味を帯びつつある。
彼のグラン・フォンドについての新しいドキュメンタリーのトレイラー映像の中で、またUSADAの摘発の後でこのイベントがいかに展開していったかが語られる中で、ライプハイマーは率直にこう述べている。「僕が言わなければならないことを人は聞きたがらない、そして僕はそれを責めるつもりはない」と。
しかし私たちは、ライプハイマーが言わなければならないことを聞きたいと思った。
VeloNewsは先月二度にわたって彼と話した。一度目はソノマ郡で走っているときで、彼がかつて三度優勝を収めたツアー・オブ・カリフォルニアが開催される数日前のことだった。今回紹介する二度目の会話は、そのカリフォルニアのレースが終わって数日後のことだった。
その目的は? ライプハイマーが議論を催す過去と共にどこにたどり着き、また彼の未来に何が待ち構えているかを知るために。


VeloNews(以下VN):それで……どうしていたんだい?
リーヴァイ・ライプハイマー(以下LL):それは簡単に答えられることじゃないな。僕は十七年間レースを走ってきた。大きな変化だった。自転車レースは僕のキャリアであり、僕の職業であり、それは第二の性質になっていた。引退前はこう考えていた、「この後は何をするんだろう? 僕の人生はどうなってしまうんだろう?」 そして自分自身にいつも言い聞かせていた、少し休みをとって、息抜きをするんだと。
プロでなくなった後、最近テレビでジロ・デ・イタリアを観戦していて、それがどれだけストレスに満ちたものだったかに気づかされた。そこに関わってくるプレッシャーというのは甚大なものだ。その時は大したプレッシャーじゃないと自分に言い聞かせるけど、この一年半は大きな息抜きになった。

Read More

June 19, 2014
"No me lo puedo creer, me estás tomando el pelo. No puede ser. Xavi no. Si se marcha Xavi, que es el emblema, es que ya puede irse cualquiera. No lo entiendo. Me dejas en estado de ‘shock’. ¿Eso es seguro? No puede ser. Xavi no puede irse del Barça."

Alves: “Si se va Xavi, puede irse cualquiera” - Mundo Deportivo

I can’t stop crying.

April 26, 2014
puyols:


 “He’s completely normal in an abnormal world, this makes him extraordinary.” - Journalist Pere Escobar

R.I.P Tito Vilanova

puyols:

“He’s completely normal in an abnormal world, this makes him extraordinary.” - Journalist Pere Escobar

R.I.P Tito Vilanova

March 20, 2014
バルサは過去となったか? いいや。僕たちはまだやれる!- ジェイミー・カラガーによるチャビ・エルナンデスインタビュー

2014年3月7日に DailyMail に掲載されたジェイミー・カラガーによるチャビ・エルナンデスへのインタビュー "Are Barca past it? No. We’re still great! World Cup winner Xavi talks to Carragher about Man City, England and his future" を訳してみた。写真はサイトに掲載されていたものを引用。

バルサは過去となったか? いいや。僕たちはまだやれる! W杯優勝者チャビが、マンシティ、イングランド、そして自身の将来についてカラガーに語る。

  • バルサの優位はいまだ終わらない。僕たちにはたくさんの若手選手がいる、とチャビ
  • ルイス・アラゴネスはチャビに自信を持たせてくれた
  • スペインの勝者の精神は、ユーロ2008でのイタリア戦のPK戦勝利から始まっている、とバルセロナのレジェンド
  • チャビは何があってもバルセロナに居続けた、そしていずれこのクラブを率いることもやぶさかではない


チャビはバルセロナとスペインの魔術師だ。彼のパスに敵は魅了されてしまう。W杯、二度のユーロ、三度のCLと七度のリーガを含める二十五の主なタイトルを獲得してきた。この34歳はスペイン史上屈指の選手のひとりであり、また滅多にインタビューを行えないとても内向的な人物でもある。しかし今週頭にマドリードのスペイン代表のラス・ロサス練習場に滞在している間に、チャビはスポーツメイルのジェイミー・カラガーにその心中を打ち明けてくれた。
image


カラガー(以下C):今週のCLでマンCと対戦するけど、君たちは2-0のリードを保てるだろうね(訳者註:13-14CLベスト16でバルセロナはマンCと対戦。第一戦を0-2で勝利) けれど彼らの第一戦への臨み方はどう思った?

チャビ(以下X):もっとボールを持とうとするだろうと僕たちは考えていた。確かに彼らの試合への入り方には少し驚いたよ。守備的とは言わないけど引いていたね。
ペジェグリーニのチームは普通ボールを保持して対戦相手に対して主導権を握ろうとする。彼はフットボールをしたがるんだ、オープンな展開にして、両翼を下げて、押し上げるようにプレスをかけるといった風に。ところが、今回はそうしなかった。よりバルセロナ的な選手があのチームにはいるから、ちょっと驚いたね。

Read More

March 4, 2014
我々は何故観るのか?:チャビ・エルナンデス、フットボール原理主義者

2013年4月4日に The Classical に掲載された "Why We Watch: Xavi Hernández, Football Fundamentalist" を訳してみた。

我々は何故観るのか?:チャビ・エルナンデス、フットボール原理主義者
バルサの美しい試合を司る精密機械
フットボールファンが語りたがらない内輪の恥の一つが、試合の中では多くのことが偶然に起こっているということだ。チャビ・エルナンデスはそれらに対する解毒剤である。彼は俯瞰カメラでピッチ全体を眺めているかのようだ。それはテレビゲームの中でいくつかのチートコードを使っている特別に技巧的な選手のように、もしもっと伝統的な比喩を好むのであれば、終盤の十手をそれが起こる前に見出しているチェス・プレイヤーのようである。
レオ・メッシやクリスティアーノ・ロナウドになるのがどんな感じかを描き出すことはおそらく可能だろう。彼らはより強く、より技巧的で、対戦相手より常にワンランク上を行き、我々が理解できる身体的長所を備えている。しかしチャビになるのはどんな感じか私には想像できない。彼を見れば見るほど、私には分からなくなる。私は彼の頭の中に入り込みたい。私は魔法がどうやって起こるのかを知りたい。

Read More